strawberrychocotan’s diary

我が家はアラフィフの母、子供二人(中学生の息子と小学生の娘)、老犬さくら(ジャックラッセル)の3人と1匹家族。

大学生の頃の恩師に30年ぶりにお世話になる

私は大学1年生の頃、教養課程で法学ゼミに所属していました。

そこでは本物の弁護士さんでありうちの大学の教授でもある先生に指導を受け、実際にあった安楽死事件について学び、最終的に学生だけで模擬裁判を行うという貴重な体験をさせていただきました。

 

その体験はまだ学生だった私たちにとても深いインパクトを与え、中年を迎えた今に至るまで鮮明に記憶に残っています。

 

卒業後もその時教えていただいた先生には30年間ずっと年賀状をお送りしていました。

特に理由はなく、ただ自分が送るべきと感じていたから。

 

そんな先生に、仕事上のことで最近ご相談する機会ができました。

 

はじめは相談すべきか(あんな大先生に)と思っていたのですが、一か八か先生の法律事務所にメールしたところ、返信が返ってきました。

 

「話を聞きたいから一度事務所に来なさい」とのこと。

 

うれしさに飛び上がりました。

 

その後先生の事務所にお伺いすると、先生は30年たった今も現役で弁護士、名誉教授としてご立派にお仕事されていました。30年前指導していただいていた頃と同じ包み込むような笑顔。でも30年の月日を感じるたたずまいでした。

 

現在の年齢をお付きの弁護士さんに(こっそり)聞くと「来月で87歳です」とのこと。

 

とすると私が指導を受けていた頃は57歳ぐらいだったよう。18歳だった私はその当時「おじいちゃん」と思っていましたが、そんなにおじいちゃんじゃなかった(^^;)

 

現在弁護士としては経営再建を主に手がけ、日本人なら誰しも知る大手企業の再建にも携わっていたようで。

 

そんな先生が時間を作って話を聞いてくださるとのことで、話したいことを万全に準備して行きましたが、話の大半は私たちが学生だった頃の思い出話でした。もう30年も前のことなのに、学生の名前などよく覚えていらっしゃる。止めどなく思い出話が続くので、お付きの弁護士さんがうんざりしてしまうのではないかとヒヤヒヤするほどでした。(私はもちろん旧姓で呼ばれ続けました(^^;))

 

私がご相談した仕事上の問題については「う~ん、助けてあげたいな~」と親身に聞いてくださいました。

 

皆さんもそれぞれに成長の過程でいろんな先生にお世話になって来ていると思うんですが、その中でもずっと交流がある先生って少ないと思うんですよね。

 

ずっと交流が続く先生とそうではない先生、何が違うんでしょう?

 

今思えばゼミの活動では夜11時とかまで自分たちの意見を戦わせたりしてました。気力、体力が尽きるまで。携帯のない時代。親も心配してたと思います。でもそんな自分の限界までがんばる経験って人生でそんなにないと思うんです。そんな経験をしたからいまだに交流が続くんだと思います。

 

そんな経験があるからこそ、いざというとき諦めずに戦う自分がいるのかな?と思います。時に上司に詰め寄ることもありつつ(^^;)↓↓

 

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自分の子供にもずっと交流し続けたいと思える先生や仲間ができたらいいなと思います。

 

そして自分もそう思ってもらえる存在ができたらいいなと思います。

 

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