以前からこのブログに書いているように私は自分の部署の平社員としての仕事以外に総務課長という職を兼務しています。
うちの職場は従業員100人ちょっとの中小企業。
理事長は「自分の自慢が激しい」「偉そうな態度をする」「人の話を聞かない」「問題は一切自分で解決しない」というやっかいな人です。(ごめんなさい)
(とはいえ人情にはやたら熱いし、仕事の腕はあります😅)
今、そんな理事長に経営方針を変えるよう説得しなきゃ会社が先に進めないという事態に陥っています。(数年前から経営が不安定でいろいろゴタゴタしている、いよいよ経営サイドと職員サイドの亀裂がひどくなり退職者も出始めている)
私自身は「問題を解決できないダメな職場なら辞めて独立するか、転職すれば良い!」と思っていました。
なので自分に説得の機会が来るとは思っていませんでした。
ところが最近、次期社長と一緒に仕事しているうちに「問題解決に向けて一緒に闘おう!」という展開になりまして。
そうなると、理事長を説得しないと先に進めないということになりまして。
次期社長は高倉健さんじゃないけどとても不器用(と思われる)方なので、理事長をうまく説得する前に理事長の口撃に負けてしまいそう。
だからダメ元で私が説得してみるか・・と思った訳です。
理事長に一度「ご報告したいことがあります」とお話して別件の報告のための時間をいただきましたが、緊急の仕事が入ってしまったとのことでその日はキャンセルになりました。
せっかく説得するつもりでいたのに!と思いました。
結構「覚悟を決めて行くぞ!」という勢いでした。
でもその日家に帰り冷静に考えると「説得するぞ」の勢いで行って果たして説得できるのか?と頭をよぎりました。
以前にも理事長には議論をふっかけたことがありましたが「そんなことは考える必要はない」とバッサリ切られたことが2~3回あることを思い出しました。なにしろ「人の話を聞かない」「問題を解決しようとしない」理事長ですから。
じゃあどうすれば話を聞いて問題を解決しなきゃと思うようになるのかな?
説得に当たる前にちょっと「上司を説得する」というキーワードでググってみたりしました。
意見が対立した上司を説得する方法6選~これであなたも思い通りに仕事ができる~ - 収入アップしたい人におすすめの本
↑↑そうするとすごく出てくるんですね!ポイントが。↑↑
①説得するようなモードではなく「意見を聞きたい」というスタンスでいくこと
(今後の経営改善策についてどう考えているのかお聞きしたい。現在の債務状況が数年前と比べて増えているのか減っているのか知らされているのかお聞きしたいなど)
②共通の認識を持っている部分を確認しながら議論を進めること
(理事長も職員も経営を安定させて建物を建て替え、定年まで安心して働きたい)
③説得はこちらがするのではなく、相手自身が決断するよう仕向けること
(現在の体制に職員の大半が不満を抱いているが職員の不満を承知の上で現在の体制でいくのか、それとも今より信頼して任せられる人に任せて安定を目指すのか)
などです。
前もって勉強しておいて良かった~♪♪
勉強したことを踏まえて理事長に改めて時間をもらって話したところ、やはり以前の「門前払い」的対応とは違い、私が相談したいことを書き留めていったノートをのぞき込みながら真摯に話を聞いてくれました。しばし問題点を話し合ったあと、理事長のいままでの政策についての自慢をたっぷりと聞かされましたが(^^;)
まだ決着にはつながっていませんが、これからも話し合いの時間を持っていただけるとのことなので、地道に行こうと思います。