このブログをお読みいただいている貴重な読者の皆様、ご無沙汰していました。
仕事があまりにも過酷でここしばらくブログを書く時間も気力も失っておりました。
仕事が一段落したところで大好きな読書を再開しようと思い、どんな題材のものを読もうか考えました(私はノンフィクション派♫)
ふと考えたのは「私は仕事が好きだけど、今の仕事を続けていくことで今後幸せになれるのか?充実した私生活との両立ができるのか」ということ
今の仕事は自分の部署の仕事と事務長のお手伝いのための総務課としての仕事
ダブルで仕事をしている分、時間も以前よりかかります。中学2年の息子と小学5年の娘を持つシングルマザーの私は子供たちの夕飯の時間に帰ってくることがほとんど不可能になり、毎日何か作り置きして行ったり息子にお弁当を買ってきてもらったり、出前館に頼ったり。(便利なものがいろいろあって助かっていますが(^^;))
特に今回は子供たちの夏休みの時期に重なってしまったため、勉強するよう声かけもできず、ろくに出かけることもできずでした。
それでもまあ、残業代が爆上がりで収入面では助かっています。でもこのままでいいのか?
お金が一番の幸せなのか?
と言うことで読んだ本
樺沢 紫苑著
この本の著者は精神科医で、以前は患者さんの診察に従事して、たくさんのうつ病患者を診察してきたそうです。そしてその患者さんたちがどうすれば幸せになれるのかを考え抜き、まとめたのがこの本ということです。
そしてお金がたくさんあればそれが一番幸せなのか?という私の疑問にもこの本は答えてくれました。
その答えはノー👎
この本の著者の樺沢さんは、脳内物質により幸せを分類しています。
セロトニン的幸福・・心と体の健康の幸福。朝起きて今日は体調がいいなと感じることとか。
オキシトシン的幸福・・つながりと愛の幸福。仲間と仕事できて充実してるなと思える瞬間とか。家族がいることにふと幸せを感じることとか。
ドパミン的幸福・・お金、成功、達成、富、名誉、地位などの幸福。
これをどんな順番でどう組み合わせていくかが大切なんだそうです。そしてこの優先順位を間違えると幸せから遠のくと筆者は語っています。
そうなのか〜と自分を振り返りました。
私、相当ドパミン的幸福=人生の幸福と思っていました。
お金はもちろんたくさん入ってくる方がいいし、地位も年を重ねるにつれて上がっていくべきだと思ってたし。
そういう意味では健康に関わるセロトニン的幸福やつながりや愛に関わるオキシトシン的幸福をあまり幸福の要素として意識してなかったかな。
でもここのところの職場でのストレスチェックで、ストレスが急激に減っていたのはオキシトシン的幸福とセロトニン的幸福が増えてきたことによると思いました。
総務課として仕事してたら労務も私の役割になり(うちの職場は人事部がないので)、職場のみんなの労務管理をするうちにみんなの悩みを聞いたり相談しあったりで仲間と感じる人が自部署の4人だけから百数十人のみんなに増えたこと。(オキシトシン的幸福)
息子が不登校になり、仕事にも支障が出たりしたけど、その分息子とよく話し合いをするようになり、息子の成長が感じられ、息子との関係性も良くなってきたと思えること(オキシトシン的幸福)
普段の生活でプチストレスをなくすよう、とことん考えた結果、前より「我慢しない自分」になったので体調が良くなったこと(セロトニン的幸福)
そんな小さなことの積み重ねがストレスを減らしていたみたいです。
そして今後のこと。
今の職場での仕事は大変だけどやりがいはあります。ただ、問題山積の職場。
まず、モラルが全く感じられない経営コンサルタント二人に経営を支配されています。
それに対して多く(約半数)の職員がノーを突きつけています。(先日職員に経営についての意見を求めるアンケートを行いました)
そのことについて、経営の決定権を持つ理事3人に意見を聞くとそのうち二人は「まあいろいろあるけど現状維持で」というような反応。
(残りの一人の理事は猛烈に今の体制を批判してくれてますが)
モラルのないコンサルタントにより我が社は、
不要な工事に多額(1億円以上)の出費をさせられています
一生懸命働いている職員へのパワハラで何人か泣く泣く辞めていきました
組織の求めていることを全く理解せず、職員の負担が増す一方です
債務はどんどん膨れ上がっています
理事の承認なく人事や工事が進められています
彼らが本来プロとして行うべき業務でミスが多発して職場に損失が発生しています
彼らが本来プロとして行うべき業務が別のコンサルタントに委託され、その費用をうちの会社が払っています
本当におかしなことしかない。そんな人たちにはもう任せられないと決断するのはだれなのか?いつなのか?
この職場が「現状維持で」なら私の仕事人生は幸せにはならないなと思いました。
収入が減るとしても、自分が働ける(貢献できる)職場は世の中にここだけではないよね、と思います。
収入を取るか、幸せを取るか。
この本を読んでから、幸せを取る方に一歩いやもっと傾いたと思います。
なにせシングルマザー。
ある程度慎重にいかないといけないとは思いますが。