冬休み〜小5の娘の宿題(リコーダー演奏録画)について思ったこと
我が家の娘は小学5年生。
今年の冬休み、宿題として「リコーダーで2曲吹けるようになってChromebook(学校から支給されている)に録画して提出する。というものがありました。
冬休みに入ってすぐ、1回か2回は練習したかな?という程度で冬休み最終日を迎えました。
「じゃあ今日録画して」と私がいうと、顔が激曇り。
一応「うん」と言って母の目の届かない部屋にこもり、練習していました。
結構な時間練習してから一度リビングに戻ってきて「下のドの音が出ない」とのこと。
兄にコツを教わって再び部屋にこもります。
聞こえてくる曲はまだまだ上手じゃないみたい。
また戻ってきたので「録画終わったの?」と聞くと「終わってない、今日はしない」とのこと。
でも冬休みの宿題なんじゃないの?と聞くと「いいの、明日やる」
いいんだったらいいかと思い「ああ、そう」
そして翌日、今度は自分から母のいない部屋にリコーダーと楽譜を持ち込みずっと練習。
戻ってきたので「今日録画するの?」と聞くと「今日はやらない」
「なんで?」
「まだちゃんとできないから」
「でも提出期限過ぎてるんじゃないの?」
「でも明日やる」
そんなこんなで5日間過ぎました。
以前の私だったら「もう提出期限なんだから何だって良いからさっさと録画しなさい」って言ってたと思います。
今回それを言わなかったのは、最近教育関係の本をいくつか読んで思うことがあったから。
「親は子供が失敗する前に手出し口出しして失敗を防ごうとすることがある。でも子供に失敗させることも大事な教育の一つ」「日本の教育は学校の成績のみで子供を評価している。親もそういう傾向にある。それはとても不幸なことだと思う」
このようなことを学んだからです。
確かに~。
親としては提出期限までにある程度のクオリティーのものを提出して欲しいわけです。
そうしないと成績表で良い評価がもらえないことも知っています。
そういうことは以前から娘にも話しています。
ですが娘は提出期限を守れなくても、自分の納得のいく演奏ができてから録画する道を選びたいのです。
ならばそういう気持ちをちょっと尊重してみようかなと思いました。
結局5日遅れで録画することとなりましたが、最終日には「あなたはリコーダー奏者になるつもり?!」と思うぐらいの時間を費やして練習していました。
期限は守れなかったけど、自分の納得いくところまで徹底的にがんばるという娘の長所を初めてきちんと理解したと思います。
あとは成績が出たときに娘自身がどう評価するかです。
「あんなにがんばったのに自分の思った評価がつかなかった」と悔しい思いをしたならば、「冬休みの初めからがんばってたら満点パーフェクトだったよね」と言ってあげますし、「成績はあまりよくなかったけどリコーダー一生懸命がんばったからいい」というならば「そうだね、成績がすべてじゃないし、よくがんばってたところママも見ててえらいと思ったよ」と言ってあげようと思います。
教育に関する本、もっと前から読んでいれば良かった・・・。
これからもう少し読んでみようと思います。