strawberrychocotan’s diary

我が家はアラフィフの母、子供二人(中学生の息子と小学生の娘)、老犬さくら(ジャックラッセル)の3人と1匹家族。

「デキる人」が怖かった私が気づいたこと

今日は私のそこそこ長い仕事人生でつらかったことのお話です。

学校を卒業して晴れて社会人一年生。

私はそれなりにやりたいことがあり、そのやりたいことができる就職先を厳選し、就職しました。

 

その職場で出会った上司は職場内では他の部署の方たちから頼りにされしっかり仕事のできる方でした。が、仕事の教え方が少々(いや結構)キツかった。私は1年弱で鬱状態になり、心療内科に通い始めました。心療内科の先生に悩みを打ち明けたところ、「それはあなたが悪いんじゃなくて上司の方がおかしいんですよ」と言われて初めて上司のいい方にも非があることに気づきました。

それからほどなくしてその職場を退職しました。

 

それから(前回の職場での自分を反省しつつ)次の職場に転職しました。なんだかんだで2年おき位に転職していました。だいたいどこの職場に行っても自分から見て「デキる人」が一人はいました。仕事はとにかく人の数十倍早く正確(に感じます)

 

そういう方はほとんどみんな当たりがキツい!

 

「あなたがやるより私がやったほうが早いから」って言われたこともあります。私がやることにいちいちイラついている様子の人もいます。呼びつけられて間違いを指摘されたりもします(これ間違ってるけどあえてこうした?とか。そんな訳ないだろ!って冷静に考えれば思う😂)休み明け、自分の机の上に、仕事上の注意書きみたいなメモがたくさん置かれていた時期もありました。

 

正直小さく傷ついています。(いや、小さくもないかも)

 

でも仕事だし、間違えたり仕事が遅かったりするのは私だし、相手は仕事ができる(ように見える)。そこそこ「私が悪いんだ」と思いつつ、ミスを引きずる。

仕事ができる人=正しいとどうしても思ってしまっていたんですね。

そんな考えを変えさせてくれたのはこの本。

ご存じの方も多いと思いますが、EQとは「心の知能指数」と書かれているように、人の心に寄り添う能力の高さを表すことばです。
IQが学問に対する知能指数なのでそれと対比する意味でEQと名付けられたのでしょう。この本の中ではEQとは”知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さ”と表されています。
 
デキる人たちに注意され、それを引きずってビクビクしながら仕事して、結局その空気に耐えられなくなって仕事を転々としていた私ですが、今は変わってきました。
 
注意(指摘)されたことについて改善の余地があると自分が思うならそこは次回から改善する。
相手がただ感情をぶつけただけで、別にこちらが学ぶことはないと判断すれば「すみません」の一言だけは返すが特に気にしないようにする。(気にしないというより、「この人はEQ低いな~」と心の中で思っている)
 
とにかく相手のマイナスな感情は一切スルーです!

 

私けっこうミスします。その頻度が自分が思っている以上だとさすがに凹みます。そういうときはもう周りにぼやいちゃいます。「あり得ないくらいミスってるんだけど~」って。

自信を持って仕事をしていくには、時としてダメな自分を認めることも必要な気がします。(ダメな自分を認めない変なプライドは却ってハズカシイ)それと共に、ダメな自分に攻撃してくる人に屈しない強さも必要な気がします。

 

「人は完璧ではないので時として失敗をすると受け入れること」

「失敗を繰り返さない努力はするけどクヨクヨはしないこと」

「人の基準ではなく自分の基準で仕事に向き合うこと」

を最近の私は心がけています。

 

大企業の社長には、失敗を「いい経験」「チャンス」と捉える人が多いようです。

まあ、事業で何か失敗やトラブルがあるたびに社長がビクビクして前に進めなかったら困りますからね(^^;)

 

以前、ある大手企業に勤める東大卒の女子社員が、仕事のプレッシャーに押しつぶされ、自殺してしまったというニュースがありました。今も強く記憶に残っています。それまでの人生、努力で何でもクリアできたのに、クリアできない壁が立ちはだかり(それは彼女のせいではなく会社のせいでしたが)自分を責めてしまい自殺に至ったこの事件。このようなことは二度とあってはならないと思います。

 

充実した仕事をし続けるためには心の持っていき方、とても大事です。

 

そして時には環境を変える勇気を持って。転職ってマイナスのイメージを持つ人もいますが、私はそれぞれの職場で学ぶことが必ずあり、それが今に生きていると信じています。