私は今、社員100人ちょっとの会社で総務課長をしています。
総務課はもともとなく、会社内で何でもやる私に何の役職もついてないことに、社内のみんなが戸惑ってしまうため私につけられた役目、それが「総務課長」です。
私1人の課なので、直属の部下はいません。
けれども相談はよくされますしよくします。
労務関係の相談。
人間関係の相談。
職場の体制の相談。
会社の設備についての相談。
購入して欲しいものについての相談。
私に全ての決定権があるわけではないので、ときに経営サイドに相談を持って行ったり、ときにじっくり話を聞いて解決策を一緒に考えたり。
今日は会社でも一番重要な部署の主任2人と相談がありました。
その部署では以前から退職を希望しているベテラン社員がいて、そろそろ退職させてあげたいとのことでした。退職希望の方は、お母様の介護に専念したいので早めに退職させてもらいたいとのことでした。
主任2人としては4月末での退職させてあげたいとのことでした。ちょうど新しい方の採用が決まったので、今後は何とかやっていけそうとのこと。
ただ当面はシフトをカバーしないといけない部分があります。
そこで主任の2人は「私達がカバーするしかないよね?」と言いました。
その場では「そうなのか、大変だよね」と思いましたが、あとあと考えて「本当にそれでいいのか⁉️」と思い始めました。
主任2人には25名ほどの部下がいます。
なのになぜ部下に協力をお願いしないのかな?と思ったのです。
現在のシフトでは主任2人でぎりぎりカバーできるかな?という感じ。ただ、最近ちらほら部下たちから聞こえてくる愚痴があります。
「主任も大変なのかもしれないけどさ、あの(冷たい)対応はないよね」
私も感じることがあります。主任さん「大丈夫、自分も把握しておきたいしこれは私がやるから」と言っていた割に「もう全然余裕ないからそんなの無理!」って急にキレてる・・。
そもそも、部下は主任2人が全てカバーしてくれることを望んでいるのか?それを当たり前と思ってしまう環境になっているのか?上司として時に部下に頼んだり、考えさせたりすることが必要なのではないのか?
大企業ではすべての業務を社長や管理職がやっているわけではありませんよね。プロジェクトチームを組んで部下に任せたりしている。
以前この部署の部長は降格になり現在も部長不在です。部長の下で動くべき主任が二人体制でこの部をまとめています。
部長降格当時のことは以前の記事で書きました。
strawberrychocotan.hatenablog.com
そのとき、泣いたり怒ったり、人によってはもう責任のある仕事はしないという部下たちに対して、主任は一緒に動揺したり泣いたりするばかりでした。
でもそれではダメだと思うんです。
まずは部下の気持ちをしっかり聞き取り理解する姿勢を持つ。それから自分たちの組織を守りひいては自分たちの生活の糧となるお給料を維持するため、一緒に頑張って欲しいというメッセージを送るべきだと思うんです。
職場のピンチの時こそ、部下に頼ったり話し合ったりって必要だし、それをすることでキズナが深まるんじゃないかと思うんです。
常に余裕を持ってというのは無理かもしれませんが、部下に頼って、部下を育ててっていうのも立派な上司としてのお仕事だと思います。
ってことを次に会った時に話し合ってみようと思います、、。
私が「総務課長」になってから読んだ本。P.F.ドラッカーのマネジメント。
管理職の方にはおすすめの超有名な本です♪